土台にあるもの
私たちが仕事をする上での前提
商取引上の紛争や未回収の債権は、当事者にとって単なる金銭問題以上のものを含んでいることがあります。信頼関係の損傷、日常業務への影響、精神的な消耗——そういった背景を理解した上で、現実的に何ができるかをご案内することが、Kessai Officeの仕事の基本的な姿勢です。
私たちは法律事務所ではありません。弁護士への依頼が最善だという結論になれば、そう伝えます。自分たちのサービスを選んでもらうことよりも、相談者が正しい選択をできるよう情報を整理することを優先します。これはビジネス上の損失に見えるかもしれませんが、長期的に信頼される仕事の仕方はそこから始まると考えています。
考え方
「わかる」ことが、動ける状態をつくる
紛争や未払いに直面したとき、多くの方が感じるのは「どうすればいいかわからない」という感覚ではないかと思います。その状態のまま動くことで、かえって立場を悪くしたり、使える手段を失ったりすることがあります。
Kessai Officeが提供したいのは、まず「自分の状況が何であるか」をはっきりさせることです。何が証明できて、どの期限がいつ来て、どの手順が現実的か——それが整理された状態で、次の一手を考えていただけるよう支援します。
信条
仕事の根底にある考え
信条 01
不都合な事実も、はっきり伝える
「動かないほうがよい」「証拠が不十分だ」「費用が回収額を上回る」——そういった判断を、依頼者にとって聞きにくいことであっても伝えることが、誠実な仕事だと考えています。それが相談者の利益になると信じているからです。
信条 02
期限は最初に確認する
時効や通知期限は、対応の選択肢を大きく左右します。「まだ時間がある」と思っていた案件が、気づかないうちに選択肢を狭めていることがあります。初回相談では、期限の確認を優先的に行います。
信条 03
取引関係の先を見据える
法的手段は「関係を終わらせる」前提に立つ場合に有効です。継続取引のある相手には、関係を損なわない形での対応が有効なことが多く、どの手順が関係維持と両立できるかを常に念頭に置いています。
信条 04
書面に残すことの意味
口頭での説明は、記憶が薄れるとともに頼りなくなります。Kessai Officeでは、相談で整理した内容を書面にまとめてお渡しします。それが後の判断や手続きの基礎となると考えているからです。
実践
考え方が、どう仕事に現れるか
書類を読み込んだ上で、立場・期限・選択肢を90分で整理します。「あなたの場合はどうか」を具体的にお伝えします。一般論の説明で終わらないようにしています。
請求書や内容証明は、相手に何を伝えるかだけでなく、後の手続きで使える形になっているかも考えて作成します。文書の言葉ひとつが立場に影響することがあります。
相手からの返答を都度評価し、次の対応を検討します。「押す」だけが交渉ではなく、落としどころを見極めながら動くことが、実際の解決につながります。
正式手続きに進む前に、回収可能性と費用・期間の見通しを書面で提示します。進んでから「こんなはずではなかった」という状況を避けるための手順です。
相談者中心
状況はひとりひとり異なる
同じ「未払い50万円」でも、相手が個人か法人か、取引継続の見込みがあるか、証拠書類が揃っているか、残り時効がどれほどかによって、適切な対応はまったく変わります。
Kessai Officeでは、書類を確認した上で相談に臨みます。一般的な情報を並べるのではなく、相談者の具体的な状況に即した説明を心がけています。その分、事前の書類確認をお願いしています。
方法の進化
変えること、変えないこと
商事紛争の実務は、法改正や判例の積み重ねによって少しずつ変化します。改正民法による債権時効の変化(商事時効の廃止)、少額訴訟や調停の運用実態——こうした変化に対応するため、情報の更新は継続的に行っています。
一方で変えないのは、「相談者が自分の状況を理解した上で判断できるよう支援する」という基本的な姿勢です。手段や制度が変わっても、この部分を軸に仕事を続けていくつもりです。
誠実さと透明性
費用も、見通しも、曖昧にしない
Kessai Officeのサービスはすべて固定料金です。相談後に追加費用が発生することはありません。「費用がいくらかかるかわからない」という不安なく、相談の判断をしていただけるようにしています。
また、見通しについても誇張はしません。「おそらくこうなる」ではなく「この条件が揃えばこういう結果が考えられる、ただしこのリスクがある」という形でお伝えします。
費用一覧
連携
ひとりで抱え込まないために
Kessai Officeが対応する範囲を超えた案件、たとえば訴訟が確実な事案や複雑な法的争点を含む案件については、適切な専門家(弁護士や司法書士)への橋渡しについてもご案内できます。
問題を解決するために最善の手段を選ぶことが目的であり、Kessai Officeが必ずその場所にいなければならないとは考えていません。相談を通じて、次に誰に・何を頼むかが明確になることも、ひとつの価値ある結果です。
長期的な視点
今回だけでなく、次へ
商取引の紛争は、多くの場合、契約書の記載不備や請求フローの曖昧さから生じます。問題を解決した後、同じことが繰り返されないための実務的な観点——契約条件の見直し、請求書の記載方法、証拠保全の習慣——についても、可能な範囲でお伝えします。
今回の件を「一時的なトラブル」として片付けるより、今後の取引をより安定させる機会と捉えていただけると、相談の価値がより深くなると感じています。
あなたへの意味
この方針が、相談者にとって何を意味するか
正確な情報を得られる
「おそらく大丈夫」ではなく、根拠のある判断をお伝えします。相談後に「思っていたのと違った」という状況を避けることが、私たちの責任だと考えています。
自分で判断できる状態になる
どの手順を選ぶかは、最終的にお客様が決めます。その判断を支えるために、必要な情報を整理してお伝えします。「任せてください」より「ご一緒に考えます」のスタンスです。
費用の見通しが明確
固定料金のため、相談前から費用がわかります。追加費用への不安なく、相談に臨んでいただけます。
ご相談へ
この考え方に共感していただけたなら。
方針を読んで「一度話を聞いてみてもよいかもしれない」と感じた方は、お問い合わせください。まず状況をお聞きした上で、何ができるかをお伝えします。
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